Vremya の設定方法
篠田伸夫(教育学部)
1997 年 8 月 6 日 (ver.1.0)
1999 年 9 月 17 日 (ver.1.1)
since 1997.8.6
Vremya とは何か
Vremya とは,Kirill Levchenko さんが作成したアプリケーションで, ntp (network time protocol) を利用して,あなたのマックの内蔵時計を正しい時間にあわせてくれます.最新版は info-mac のサーバにありますが,情報科学研究室の ftp サーバにも置いてあります.フリーウェアです.
なお, MacOS 8.5 以降ではコントロールパネルの「日付&時刻」で ntp サーバを設定することができますので, Vremya は必ずしも必要ではなくなっています。
ntp とは何か
ntp とは,インターネット上に,正確な時間を保持しているサーバがあり,そのサーバに問い合わせて,自分の時間を合わせるための通信規約です.この規約は, RFC 1059 で定義されています.おおもとのサーバを Stratum 1, Strutum 1 に合わせたサーバを Strutum 2 といったように,サーバは階層構造をとることができます.情報科学研究室では TOPIC の ntp サーバを参照し, Strutum 3 のサーバを運用しています.
Strutum 1 の実現方法はいくつかあり,セシウム時計や GPS をサーバに接続して正確な時間を取得しています.
ntp より以前にも,時間合わせの通信規約はあったようですが,最近では ntp が主流となっています.
unix マシンには,複数のマシンに接続されているハードディスクを共有できる NFS という方式がありますが,共有ディスクにあるファイルの更新・作成日付は,正しく設定されていないと様々な弊害が出ます.このようなことが,複数のマシンで時刻を合わせる通信規約が出てきた理由のひとつだそうです.
マックの場合は,時刻に対してシビアな要求はめったにないと思いますが,電子メイルの送信日付などはマックの内蔵時計が使われますので,正しく設定されているほうが望ましい,といったところでしょうか.
実は,時計の正確さより, local time を設定していないメイルの方が目立ちます(設定方法は次項参照).
Vremya の設定
まず,コントロールパネルの「日付&時刻」の「時間帯設定」で,自分のいる場所を設定してください.日本国内でしたら「東京」でも結構です( MacOS 8.5 以前ではコントロールパネルの「地図」で).
Vremya を最初に起動したとき(または File - Settings メニューを選んだとき),ダイアログが出てきます.そこで:
- NTP Server を isl.educ.fukushima-u.ac.jp に
- Set Clock.. 以外のスイッチをチェック
してください.このように設定することで,今後, Vremya を起動すると,サーバに時刻を問い合わせ,マックの時刻を修正し,自動的に終了するようになります.設定を変更したい場合は,キーボードのキー(何でも良い:たとえば Z )を押しながら起動すれば可能です.
福島大学内の LAN 環境では, Vremya のエイリアスを,起動項目フォルダに入れておけば,起動時に毎回時刻合わせが行われますから便利です.ダイヤルアップ環境では起動毎に発呼してしまいますのでやめましょう。
時刻あわせの推奨頻度というのは一概に言えませんが,いくつかの装置( RTA50i や MacOS の「日付&時刻」)では,月一回程度のようです。
なお, isl.educ.fukushima-u.ac.jp は福島大学内のみを対象としていますので,それ以外の場合は,お近くの ntp サーバをご利用ください.公開 ntp サーバについては, Information on Time and Frequency Services を参照してください。
御意見,質問等は篠田まで.